草加神社にて縁結び~運命の赤い糸を結ぶ~
前回は満月に行った思念伝達の効果や様子についてお伝えしました。
今回は埼玉県草加市「草加神社」での縁結び祈祷についてご紹介します。
こちらの神社では、日本神話の中でも有名なヤマタノオロチ伝説に登場する夫婦神を祀り、縁結びにご利益があると言われています。
ご神木、力石、摂末社、そして絵馬かけのトンネルがあり見どころ満載です。
境内はそれほど広くありませんがきれいに整備され、次から次へと地元の方が参拝に訪れていました。
道路に面した一の鳥居から真っすぐ伸びた参道を歩いていきます。
その先には道路を挟んで二の鳥居。
鳥居をくぐると周囲におみくじが結ばれた狛犬が両脇に構えています。
参道の右側にある手水舎にて手を洗い身を清めました。
参道正面に、草加神社の拝殿と背後に本殿が鎮座しています。
創建の由来は、織田信長や豊臣秀吉が活躍した天正の時代に小さな祠を祀ったことが始まりとされています。
同じく埼玉県にある武蔵一の宮大宮氷川神社から分霊したことから、当時は氷川神社と呼ばれていました。
その後、明治42年に付近にあった11社を合祀して草加神社と改め、草加の総鎮守の役割を担っています。
ご祭神は、素盞鳴命(すさのおのみこと)櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)。
古事記によると頭が八つ、尾が八つ、谷を八つ渡るほどの大きな体をしたヤマタノオロチが出雲国で暴れていました。
そして生贄として捧げられるところであった櫛稲田姫命を救ったのが、荒ぶる神の素盞鳴命です。
素盞鳴命が見事にヤマタノオロチを退治し、尻尾から出て来たのが草薙剣とされています。
これをきっかけに二柱は夫婦神となりました。
そして仲睦まじく過ごしたことから縁結び、夫婦和合のご利益があると人々から信仰を集めています。
私もこちらの草加神社にて、この二柱のご利益を授かりながら縁結び祈祷を実施させて頂きました。
片思い、復縁、良縁、結婚などさまざまな願いが成就するよう集中力を高め、この日も無事に完了いたしました。
拝殿の右手前に、少し珍しいトンネルの形をした絵馬掛けがあります。
写真のとおり絵馬が所狭しと掛けられておりました。
こちらでも縁結びの効力が宿るように事前に特別な術具を用意し、ご依頼者の縁結びを行います。
落ち着いた雰囲気漂う中、良縁成就、恋愛成就、復縁成就など、ご縁を強める術を施しました。
絵馬かけの近くに可愛らしい絵馬とお砂取りが置いてあります。
こちらの近くにはご神木が天に向かって立っていました。
拝殿の右側に境内社の八幡神社、三峰神社、雷電社、稲荷神社があります。
手水舎の反対側にあるのは、かつて力試しに用いられてきた八基の力石。
江戸時代中期から明治時代にかけて草加神社の例大祭にて、村中の若者が力自慢を競うために用いられました。
娯楽が少ない当時は、スポーツのように力試しをしていたそうです。
草加といえば草加せんべいが有名ですが、その昔は日光街道の賑わう宿場町。
今も江戸時代から「草加松原」と呼ばれる国指定の名勝や、歴史的建造物を見ることができますので参拝と一緒に観光も楽しむことができます。
草加神社は草加駅から徒歩5分ほどのところにありますので、機会がありましたらぜひご参拝ください。